天空橋朋花の誕生日祝い(大遅刻)にかこつけて色々語るだけ

  11日前の11月11日は天空橋朋花の誕生日ということで、ここ1年とこれから先の朋花に関わる諸々を書き残しておく。今後毎年、その時々の文章モチベに応じてざっくりとでも朋花について文章に記しておくことで、捉え方の変化を可視化したり、予想の当たりはずれに一喜一憂したりしたい。何はともあれ、天空橋朋花というキャラクター(アイドル)の誕生をあらためて喜びたいと思う。素敵なキャラクターを生み出してくれてありがとうございます。これからも末永くよろしくお願いします。

 ※なお、記事内に書かれている内容は筆者個人の印象・推測・感想・個人的解釈であり、頭の中で思い描いた天空橋朋花像に基づくため、あらゆる意味でご注意ください。またアニメ全編やコミュ等のネタバレを含みます。気にする方は読まないことをおすすめします。

 

天空橋朋花・個人的解釈など】

 多人数アイドルグループ設定のコンテンツで生まれたキャラであるというメタ事情をさておいた上で、当人の資質と目的に沿うならば、個人でアイドル活動をすることも十分可能だったはずなのに39プロジェクトの門戸を叩いた子。周囲の人に一目置かれる環境と、子豚ちゃんたちを導くべきという強い使命感が心の孤独を招いていたのかもしれない。持ち前の観察眼の鋭さで面接時に出会ったプロデューサーに従者適性を見出したことが加入の決め手になったと思われるが、そもそも根底に同年代の仲間を欲する気持ちがあったのではないか、と考えている。

 自分を巡って争ってしまう困った子豚ちゃんたちを統治するために、アイドルという商業システムを利用している。それが朋花の意識的な選択であるかは不明だが、「誰のものにもならないみんなの天空橋朋花」であることを示せるアイドルという肩書きは、結果的に朋花本人を守っていると思う。一般人である時と違ってアイドル/ファンという明確な線引きが存在し、仕事とプライベートの区別が生まれるアイドル活動は、朋花に幾ばくかの自由な時間を生み出していると言える。それも子豚ちゃんを喜ばせるために使っているかもしれないけれど。

 朋花の好きなところは前向きなところだな…と、近年は特に思っている。ミリオンBCにおける朋花の「幸不幸は自分の心持ち次第」という考え方が、そう認識し始めたきっかけ。自分の境遇をポジティブに捉え続けた結果、己を「聖母」と位置付けるようになったのかもしれない(確かグリマスの台詞であった「子豚ちゃんがおイタをするのは叱られたいから」も同様の解釈をしたい)。心の孤独を感じる程度にはネガティブな側面もあった過去と、自分自身の境遇を前向きに受け入れて「聖母」として振る舞う強さが、15歳とは思えないくらいとても気高く、美しいと思う。

 天命に従い「聖母」となったが、天命に従い続けるだけの人生であればおそらく765プロのアイドルにはなっていない。上述した通り、子豚ちゃんを導くだけならば多人数のアイドルグループに所属する必要はないからだ。アイドルになるべくしてなったようでいて、存外そうでもないという見方もできる。特別視される人間が「特別ではない存在」になれる場所は、特別になりたい/もともと特別な─人間が集う場所である。朋花が対等な仲間と同じ目標に向かって過ごす劇場での日々は、私人であった頃には得難い経験ができる特別な場所と言えよう。(団結が謳われがちな765プロの)アイドルになったのは朋花にとっての「革命」。身近に増えた仲間やプロデューサーと共に歩むことで、人並みじゃない朋花が人並みでいられる時間が増えるよう願っている。とはいえトップアイドルになって多くの子豚ちゃんを幸せにすることこそ朋花の目標だと思うので、うまく両立ができるのが一番。

 個人的に望む到達点は、もし朋花がアイドルをやめる時に子豚ちゃんや騎士団が惜しみはしても、朋花の選択を受け入れて温かく見送る世界の到来。朋花を巡った争いが起きず、天空橋朋花という目に見える偶像(アイドル)が不要になり、ファン各々が心に信仰を抱いて生きてゆける未来が訪れたら良いなと思う。これはあくまで指標であって、必ずしも朋花にアイドルをやめてほしいわけではない。選択の余地が生まれるくらい、朋花を取り巻く環境がより良い方向に転じた世界を想像したい。

 

 

【ミリオンキャスティング】

 気づいたら物凄い頑張っていたな…と自分でも驚くくらい、侍女×朋花の組み合わせに可能性を感じていた。支配と献身の両側面を持ち合わせる朋花が、普段は不特定多数の子豚ちゃんに向けている平等の愛を令嬢ただ一人に注ぐ姿はあまりにも見たい光景だった。仕える立場でしかない侍女としてお嬢様のために強く在ろうとする朋花が見たかった。他の配役に名乗りを上げたアイドルも絶妙な面々で、絡みが元々多めな子もいれば、ユニットとして絡んだことが全くない子もいて、どちらかといえば新しい組み合わせの方に心ひかれた。特に真、伊織、響のASと絡む朋花を切望した。

 主に取り組んでいたのはPR・告知画像等の作成と定期投票への参加。毎日何かしら作っていた。目標ができたことでヤケに作っていたが、半分趣味のようなもので、楽しくなければ続かなかった。とはいえ、長いこと接戦が続いたため人生初めて胃がキリキリした。朋花が好きな人たちと同じ方向を目指して何かに取り組む体験ができて良かったと思う。正直21、22年は朋花上位イベント以外のミリシタモチベが極めて低かったので、10周年を楽しめているのはミリキャスの存在がかなり大きい。

 

 

【リベアロ・歌姫トモカ

 ミリキャスの結果に悲しみ続ける暇もなく、エイプリルフールに急にやってきた供給。告知時点では歌姫トモカがアイドルスペースウォーズ続編のヒロインだと思い込んでいたので、予想していた立ち位置や設定と全く異なる真っ当な「悪役」ポジションだったことに驚いた。朋花の配役として実に新鮮な“同情の余地が一切ないやられ役”であり、個人の願いのために力や他人を利用して革命を起こすも、チハヤたちに阻まれて物語から退場し、最後まで悪役としてブレることがなかった歌姫トモカは、個人的に今までで一番好きな配役。聖母アイドル・天空橋朋花が目指す方向性と全く違うからこそ「朋花がこの役を演じてくれて良かった」と感じた一方で、信念の強さやアイドル活動に対して抱いた感情には少なからず通ずる点があると感じた。朋花は子豚ちゃんに喜んでもらうため、歌姫トモカは自信の望みを叶えるのに必要な戦力を集めるために、手段として選んだ「アイドル」活動を純粋に楽しんでいる点において、トモカと朋花は重なると考えている。

 ビジネスライクな関係のまつとも、エイリアンの面々に反感を買われたり舐められている様子、元から従っているナオが新参者の重用にモヤモヤしている発言等、危うげな部分がたくさんあってとても想像が膨らんだ。曲も好みでとにかく最高だった。

 

【Legend Girls!!】

 ようやく来てとてもホッとした。10周年で来なきゃ一生来ない。ミリアニを見終わった今思うと、劇伴や静香の憧れの話を描く前にイベントを開催する意味は大いにあったと思う。コミュもインタビューであらためて「始まり」の思いを振り返るのが逆に新鮮で、特に朋花はアイドルになった理由として「それが最善だと思ったから」と話したのが納得しかなく、とても解釈の一致を感じた。衣装はCDジャケット寄りのシンプルなものになるかと思いきや、黄色を基調としたカラフルで可愛いこれまで朋花が着たことのないタイプの衣装だったので驚いた。とてもかわいい。

 

【ミリアニ】

 朋花のセブンカウントPV選出にどうしても期待してしまい、想像とは違ったし結局のところ程々の出番だったけど描き方のお陰で大満足できた。ありがとう。

 物語においては「導き手」の役割を大いに担っていた。Team1stの1期生3人と役割は同じでも境遇が明らかに違っていて、元より周囲の人々を導く存在だったことが選出理由に関わっているのは明白。アニメという晴れ舞台で(も)トップバッターの一員を担っている姿を拝めたことが何よりも嬉しかった。キャラクター性の掘り下げではなく、舞台上で完成度の高いパフォーマンスを披露する姿を描くことで逆に「アイドル(偶像)」らしさが表現できていたと思う。ソロ歌唱トップバッターを務める翼へのそれとない助言も、ミリアニでテーマになっていた「つなぐ」を体現していて最高だった。

 本編だけでは流石に足りなかったキャラクター性の掘り下げも、ドラマCDで十分すぎるくらい描かれて有り難かった。これまでユニットでの絡みが全く無く、アイドルになった理由がわりと対比的(家族のためor大勢のため)な志保との絡みも嬉しい。年下のクールな志保をからかいつつ、しっかり助言をして、特段事情は聞かずにアイドルとしての在り方を肯定する朋花の描き方があまりにも好みだった。一番星の比喩も素敵で、『Star Impression』のミリオンライブにおける非固定ユニット方式を表現したような歌詞も、歌という「私」で誰かに寄り添う歌詞もすごく好き。ミリシタのイベントではミリアニPとの絡みも描かれて全く不足がないように感じた。

 アニメ全体としては、細かなツッコミどころはあまり深く考えずに見るべき作品であるという点で自分に不向きではあったけれど、全体を通してのテーマ性と描き方は納得できたので最高のアニメ化だった。

 

【次回メインコミュ・SFY希望】

 『Sister』と『Moonrise Belief』の2択。SFYで設定開示をしてほしいという気持ちが強いので希望するのはキャラソンの面が強いMBだが、多分シスターだと思う。スタンドマイク無しの振り付け、赤いドレスで来るならそれでもいい。MBなら青いドレスだと思っていたけど、Star Impressionでほぼ叶った。ドレスは確定だと思うけど、来るならセクシーなやつがいい。でもタイトルから普通に修道女スタイルが来るかもしれない。

 Maria TrapはSFYで幼少期や過去を描くイラストを出していく過渡期に実装された(?)ためか、Pとの胸キュン❤シチュエーションみたいなイラストだったので、さすがに今回は幼少期か家族の初出しをしてほしい。一番可能性が高いのがメモコミュでわざわざ存在を出した厳格な祖父。次いで花咲夜コミュの母親。情報がないけど多分いるはずの父親も気になるが優先度は低い。きょうだいはいないもんだと勝手に思っているので設定生えてきたらビビる。あるいは漫画ミリオンBCのような幼少期からファンに囲まれている姿は描かれそう。でも一番見たいのはやはりご母堂。どうか見せてほしい。幼少期じゃなければ、漫画BNSよろしく作詞家に言及する話になる可能性はゼロと言えないのがちょっと(描き方次第で個人的地雷になりそうで)怖い。ミリオンBCがあんな感じだったので大丈夫だと思っているけれど、これまでの自分の解釈とまるきり違ったモノが出てくる可能性は全然あるので怯えている。来てほしいけど来てほしくない。怖い。でも早く解放されたいので来てほしい。年度内に来る心構えをしている。

 

SSRで欲しい衣装】

 ずっと言っているのは和装。でもメイドもほしいし、パンツスタイルもほしい。衣装の系統がダブルのはさておき、一番来たらヤバいのはウエディング…ありがちな“人並みの幸せ”の象徴であるウエディングドレスを似合うかどうか聞いていた「夕闇の悪戯」がすごく印象的で、そういうモチーフのドレスを着た朋花が、見たい…でもそれこそSRでウエディングは実装しているようなもんなので望み薄。SFYもドレス確約みたいなもんなので、まあ現実的なところとして和装かなと思う。眼鏡も欲しくなってきた。

 

【セカンドヘアカラー希望】

 元の色合いがどちらかと言えば現実寄りなので、ちょいファンタジーな髪色が来そう。予想はストレートに水色。衣装とマッチする色合いであれば良い。

 せっかくなのでガシャのペア相手予想もしておく。残念ながら朋花以外の好きな子たちがあまりにもフェアリーに偏っているため、特に好きな子同士の組み合わせは絶対に見られない運命(さだめ)を負っている。悲しい。まつとも・ともかれの可能性もないので、せっかくなら見たことのない組み合わせが良い。ASとの絡みが見たいので、フェアリーを除けば可能性としてあるのは響…がいちばんアツい。リベアロで朋花陣営だったあずささん、歌織さん、奈緒も良い。ベタなとこで亜里沙は結構可能性が高そう。でもエレナも杏奈も良い…ペアでカードが来るのが美味しすぎる気がしてきた。

 

【新ユニット】

 チーム1stはイベントも終わって、ミリオンシアターバラエティーも2回選ばれたのでしばらく来なさそう。組んでほしいのはやっぱりAS組。孤高の月(過去形)デュオたかともは昔っから期待してるし、真、響、伊織も絡みが見たい。ミリアニでバトンをつないだ翼も最近ちょっとアツい。朋花はそれなりにお芝居イベントに選ばれることが多いので、歌唱メンバーだけど当人そのものの絡みは無かった…的な子たちも多い。新しい輝きに期待したい。それはそれとしてハロエンもそろそろ来てほしい。

 

 

【悪役?令嬢・ゲスト枠】

 第一に静香と同じ侍女の衣装が貰えそうな役どころに期待したい。真公爵に仕える有能侍女でもいいし、ピュア?令嬢可奈のためならなんでもやる(なんでもやる)侍女でも良い。伊織の家の侍女長でも何でもたぶん美味しくいただける。侍女以外でありそうな気がするのは、可奈の取り巻き(令嬢伊織へ直接的に意地悪する役)。三下演技が見られそうで良い。個人的にアリだなと思っているのは花を愛する庭師。

 MTGでASや昴、ジュリア、千鶴さん等々が担っていたサブキャラ役は第一に望むものではないけれど、端役だからこそ見られる姿もあると思うので、少し羨ましいなと思っていた。勿論、投票企画においては狙った配役に当選することが1番良いけれど。おそらく初めて朋花にそのポジションが与えられること自体は、素直に喜びたい。2月下旬が楽しみ。

 

 

【10thライブAct-4】

 最早、何が来てもおかしくないのでコレといった希望もない。オリメンのStar Impressionと、オリメン−1の星屑のシンフォニアは聴きたいかも。10thはずっと配信参加でようやく現地に行けるので、色々準備をして楽しみたい。

 

 

 

 とりあえずこんな感じ。ついでにアカウント最古の朋花語りも公開しておく。※文体がかなりキモい※

→『ともかさまがたり(2018.19年)』(https://min.togetter.com/9t9oh9t)